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『デブの帝国』 [読書]


デブの帝国―いかにしてアメリカは肥満大国となったのか


先日のポンテギの缶詰のことから、個人の嗜好って、社会に作られる部分が考えていたより大きいような気がしてきて、関連のありそうこの本をネットで入手。
この表紙でこのタイトル(原題は「FAT LAND」なので、訳がナイス!)と、とってもポップな感じだし、著者自身が「気をつけろ、デブ!」と罵倒された経験から語りはじめられているので、軽い本かと思えば、かなり本格的な内容。(2003年に出版された本なので、最新の、とはいかないが─今だったら、トランス脂肪酸なんかが当然問題に加わって来るだろうと思う)
この本ではどのようにアメリカ肥満大国になったかを政治や文化、宗教・経済・社会階級など、いろんな分野からのアプローチを試みられている。
いろいろ面白くって目から鱗ってことが書かれているが、例えば一つ取り上げると、最近では日本のファーストフード店でもおなじみの「バリューセット」。
アメリカの人は大食いだから1食当たりのサイズが大きいのかと思っていたら、サイズの大きいものを割安な価格で提供してゆくことでどんどんサイズが巨大化してゆき、大食いになったという因果関係だったのね。日本も同じ道をたどりつつあるんだろうなあ。
あと、農業政策によってもたらされたパーム油と飽和脂肪酸であるコーンシロップの多用の問題も他人事ではない感じ。ちょうどいま、物価の高騰がとんでもない事になってる中、ますます「人間の」食べ物から食品が離れていくような気がする。中国製品のこともあったし、やっぱり、安い加工品に頼る生活してちゃ、いけないんだろうなあ。
その他の項目にしても、ほとんどが日本にも当てはまることばかり。
たとえば学校がペプシやコカコーラと独占契約を結ぶことで補助金がもらえる、なんて、ちょっと前だったら、日本では考えられないことだったのに、最近では給食も外注という方向に向かっているようだし…。
そういえば、わたし子供が小学生の時、ラジオ体操の出席カード、マクドナルドに無料引換券つきのをもらいに行ったなあ、なんてことを思い出した。おんなじ構図だな。

内容の割に読みやすい本だと思うし、お勧めですね。。古本だと、けっこう安価で手に入るようです。

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