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鑑賞098「ベッド」 [百題百日]

98番目の題は「ベッド」です。身近のものではあるんですけれど、なぜか詠みにくい題だったみたいですね。案外イメージを広げにくい題のような気がします。簡易ベッドだとか、ソファーベッドとか、ほかの語と組み合わせるとそれほどでもないんですけれども。

ベッドとの取り合わせで多かったのは「月」や「月光」。それだけでいかにもって情景が出来上がってしまって、梅に鶯みたいになってしまいがちかも。

 

まずは幻想的な歌群から。

 

(野良ゆうき) (野良犬的)

ベッドからずり落ちて行く僕の手を僕は掴んで離さなかった

人間には手が二本あるので物理的にも可能だが、この歌の場合、少なくても一方の手は現実の手ではない、と取りたい。心理的な喩の歌だろう。

 

aruka (外灯都市)

雪の夜は無限段ベッドで眠る螺旋形の夢をみながら

無限段ベッドで見る螺旋形の夢、というのがとても魅力的。

ただ、二句三句の句跨りは抵抗ないが、四句の字足らずは短歌の韻律を無視しているようで私には許容範囲を超えている。「螺旋の形」と8音としてはだめなんだろうか。あるいは、「螺旋-形」のように記号で一音分の間を意識させるとか、やり方はあるように思うのだが。

 

(佐藤羽美) (hinautamemo)

カステラのようなベッドに寝かされて明日の昼には孔雀となるべし

スポンジではなくカステラの固さが、いかにも、ベッドである。そして、カステラとなれば、ことのほか濃い黄色がイメージされる。その黄色の鮮やかさに耐えうる強度、ということになれば、孔雀ぐらいでないと務まらない気がする。

 

続いて、現実的な歌から。

 

(天国ななお) (お月様は許さない)

倒れ込むソファーベッドのタグを見る 最大重量心配をする 

倒れ込むのは2人だと思うのだが、それでソファーベッドの最大重量を心配するなんて。シングルベッドだと、まだしも、ソファーベッドとなると、どうしても巨漢カップルが思い浮かんできますね。

 

(みにごん) (MINI'S LIFE blog)

散らかった部屋がとっても似合ってるベッドで食べるチーズバーガー

ベッドで食べる物って、なんでこうも美味しいんだろう。もちろん、散らかった部屋のベッドの方がおいしいに決まっている。(その後のことは考えないようにしよう…)

 

~~~~~

私、この題では畳ベッドの歌を詠んだのですが、実際に畳ベッドの愛用者です。

背骨が伸びて、気持ちいいんですが、この時期、背中がさむい!

何とかならないものかしらん。


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